外資系戦略コンサルタントみりかのつぶやき

外資系の会社で経営コンサルタントをしてる20代女子のこじらせ系ブログ

もはやコンサルは物足りない職業かもしれない

まだコンサルは人気?

今年も、もう再来年入社する内定者を囲う時期がやってきた。

まだ、コンサルは多少人気があるようなので、筆者がひくくらいの高学歴の学生を囲っていた。まだまだ、彼らは新卒カードを保有しており、これからまだまだ会社を選びたい放題である。彼らが入社するときに自分はこの会社にいるのか?といいう疑問も抱きつつ、コンサルの魅力を語ってきた(?)

私は、ちょっとばかし学歴があって、物怖じしなくて、知的好奇心があって、向上心があって、プライベートも仕事も普通にこなしたいという女子でもコンサルをすすめたいと思う。

コンサルのコスパ

電通の事件等ある前からコンサルでは大分残業時間が減っている。そりゃ毎日定時というわけではないが、普通に20時くらいには電車に乗って帰宅しているような生活になった。投資銀行でも相当残業が制限されているらしい。みんなが残っているから、仕事をしているふりをするなんてことも必要ない。

よっぽど、日経のヒエラルキーがきちんとした会社で、昔ながらの長時間労働を美徳とした上司のもとで、気を使いながら働くほうが会社に縛られている時間は長いだろう。クライアントのほうが、無駄な会議や無駄な承認プロセス、無駄な付き合い、無駄な飲み会に縛られていて、大変だなぁとしみじみ思うことも多い。

それでも、コンサル業界は相変わらず人が足りないため、昔より若手の給与水準は良いらしい。同年代と比べて、もっと給与が良いところはあるけれども、コスパは良いなと感じている。

 

産休しても戻るポジションはいくらでもある

筆者は、出産願望は無いけれども、プロジェクト制なので、長期いなくても、復帰しやすい。完全に自分のしたい仕事を行うことができるか、といったらそうではないかもしれない。けれども、普通の企業のように、誰かに仕事が引き継がれるわけではないので、産休から戻ったら自分の居場所がない・・・みたいなことはない。

また、昇進すればプロジェクトに張り付いている必要もないので、他の仕事に比べたら時短勤務もしやすい。

女子学生は、出産してからも続けられるような仕事を就職活動の時点から選びがちということも聞いているが、そんな誰でもできるような仕事なんて都合よく戻れない。

そんな仕事は今の学生が働いているうちに、そのうち機械化されるわけで。それよりも、代替可能性が低い人材になっておいたほうが良い。

 

マゾヒストや自己陶酔型の人にはおすすめ出来ない

少し話はそれたが、そうコンサルは昔とくらべてずっと物足りない職業になってしまったのかもしれない。

1週間の睡眠時間が数時間という自慢をしてくるコンサルとかいるかもしれないけど、そういうやつはよっぽど仕事できないか、ただのドMか、、、というわけで少数派になっている。

かつて、いたような仕事中毒に憧れる学生にとっては物足りないだろう。まぁ、そういうマゾヒスト志向だったり、自己陶酔型な学生向けにはおすすめしない業界になっている。もっと激務な業界をという転職も実際何件か聞いている。そんな業界にコンサルは今なっている。